病棟で前かがみになった瞬間、胸ポケットからペンがバラバラバラ……。
床に散らばったボールペンとマーカーを拾い集めて、1本ずつきれいに拭いて、またポケットへ。あの気まずさと手間、経験ありませんか? 私は数えきれないくらいあります。
個人目標(自己管理目標)のシートに「身だしなみを整える」と書く方は、看護師さんにも看護助手にも多いと思います。でも「気をつけます」だけでは、1年後の評価で何も語れません。
この記事では、「身だしなみ」という目標を、毎日ちゃんと続く“仕組み”に変える方法を、私の失敗談と愛用グッズと一緒にお話しします。
ちなみに、個人目標の立て方そのものに悩んでいる方は、先にこちらの記事からどうぞ👇

「身だしなみを整える」は、そのままだと評価できない目標
上の記事でも書いたのですが、個人目標は「結果」や「心がけ」ではなく、自分でコントロールできる行動で書くのがコツです。
「身だしなみに気をつけます」は心がけなので、中間評価の欄を前に「……で、何をしたんだっけ?」と固まることになります(経験者は語る)。
では、身だしなみを行動に落とすとどうなるか。髪型や爪のように毎朝チェックできるものもありますが、私が一番効果を実感したのは、意外なところでした。
白衣・スクラブのポケットの中です。
白衣の清潔感を一番わかりやすく損なうのが、胸ポケットまわりのインクの染み。そして、身だしなみ以前の問題として、ペンを床にバラまく姿は患者さんからもしっかり見られています。
ポケットの中、こうなっていませんか?
まずは私の失敗談から。心当たりのある方、多いはずです。
❌ ポケットあるある
① ペン先を出したままポケットにしまって、白衣に黒い染み
② インク漏れで、ポケットの内側がじわっと汚れる
③ 前にかがんだ拍子に、ペンがバラバラと床に落下
④ 白衣を替えるたびに、中身をひとつずつ引っ越し
特につらいのがインクの染みです。洗濯してもなかなか落ちないので、染みひとつで白衣の清潔感が台無しになります。
そして落下問題。落とすたびに拾って、きれいに拭いてからまたポケットに戻して……を繰り返していた頃の私はこんな感じでした。
あっ……またペン落ちた。拾って、拭いて、しまって……1日に何回やるの、これ。
気をつけているのに繰り返すということは、気合いの問題ではなく、仕組みの問題なんですよね。
私の答えは「ポケットに入れるペンケース」でした
たどり着いたのが、白衣のポケットにそのまま入れるクリップ付きのポケットペンケースです。
私が使っているのは、クリップ付きのソフトペンケース。キャラクターは在庫や気分でそのつど変えていて、以前は「くまのがっこう」、今は「はらぺこあおむし」を使っています。何がいいかというと——
💡 ここが優秀
① クリップ付きで、前にかがんでもポケットから落ちない
② ケースに厚みがあり、インク漏れをしっかりブロック。白衣まで届かない
③ ペン先をうっかり出したままでも、汚れるのはケースの中だけ
④ ポケットの上部からちらっと見えるデザインで、ちょっとかわいい
そして、一番気に入っているのが毎日のルーティンが激変したことです。
1日の仕事が終わったら、ペンケースごと白衣からスッと抜いてロッカーへ。翌日は、新しく着た白衣やスクラブのポケットにケースごと入れるだけ。
ペンを1本ずつ引っ越しする作業から解放されて、入れ忘れもなくなりました。持ち帰る日はカバンに放り込んでもOK。ケースにまとまっているので、カバンの中でペンを探してゴソゴソすることもありません。
カバーだけの安いタイプも売っているのですが、厚みによるインク漏れガードとクリップの安心感が段違いなので、私は断然こちらをおすすめします。
📝 メモキャラクターものがNGの職場もあるので、規定が厳しめの方はシンプルなデザインのクリップ付きタイプを選んでくださいね。
実は私も、そろそろ買い替え時期です
正直に告白すると、今使っている「はらぺこあおむし」のペンケースはこんな状態です。

長年ポケットに入れっぱなしで生地はすっかりくたびれ、そして肝心のクリップが折れて、もう機能していません。かがんでもペンが落ちない、というこの記事いちばんのメリットが、今の私には正直働いていない状態です(苦笑)。
道具は消耗品。どんなに便利でも、クリップのような可動部分は毎日の開閉と摩擦でいずれ壊れます。「まだ使えるから」と粘っているうちに、いつの間にか本来の役目を果たさなくなっていた、というのが正直なところです。
次に買い替えるなら、まだ使ったことのないムーミン柄にしようと思っています。この記事で紹介しているのは、まさにその買い替え予定の商品です🌷
はさみも「クリップ付き」にすると、ポケットが完成する
もうひとつ、ポケットの定番といえばはさみ。テープやガーゼ、包装を切ったりと、看護師さんはもちろん、看護助手も1日に何度も使います。
はさみこそ落下すると危ないので、選ぶ基準はペンケースと同じ。クリップ付き+刃先ガード付きの一択です。
ペンケースと一緒に揃えると、「かがんでも何も落ちないポケット」が完成します。
まとめ:身だしなみは「気合い」ではなく「仕組み」で
ポケットの中を仕組み化すると、個人目標の「身だしなみ」も、面談で語れる中身に変わります。
書くときのコツは、身だしなみを単体の目標にしないこと。「接遇」や「感染対策」の中に組み込んで、身だしなみは行動計画の側に書くと自然にまとまります。
✅ 書き分けの例【個人目標】患者さんやご家族に安心感を持ってもらえるよう、病院の基準に沿った清潔な身だしなみと接遇を1年間通して実践する。
【行動計画】出勤時に髪・爪・名札・靴の汚れを確認してから病棟に入る。ペンやはさみなどの持ち物は定位置に収納し、落下や紛失、白衣の汚れを防ぐ。
靴も同じです。汚れを拭き取りやすい素材のものを選んでおくと、出勤前の確認が数秒で終わります。私が年1回ペースで4回リピートしている一足は、こちらにまとめました👇

行動計画のほうに「毎日やること」が具体的に書いてあると、面談で「どう取り組みましたか」と聞かれたときにスッと答えられます。道具に頼るのは手抜きではなくて、立派な行動計画です🌷
個人目標シート全体の書き方や、面談での話し方はこちらの記事にまとめているので、あわせてどうぞ👇

それでは、また次の記事でお会いしましょう。 くらとも